洗濯コースの選び方

こちらで驚かされるのはコースの水温が高いことと時間が2時間以上と長いことです。コットンなどは90℃で洗うコースがあります。その他も60℃40℃など温度がわりとと高め。これもまた硬水のせいで、軟水に比べて汚れの落ちが悪いので温度を上げる必要があるのです。ただし、ドラム式のたたき洗いは汚れを落とすにはとても効率的です。ヨーロッパの洗濯機の「節水型」と「たたき洗い」のコンビネーションは洗剤等の使い方を工夫すればそれほど悪くないと感じ始めています。

ひどい汚れでなければ1時間程度の時間が短いコースでも十分満足のいく汚れ落ちとフンワリとした仕上がりが実感できるようになりました。やはりいつも高温で何時間もグルグル回していれば衣類の生地は痛みますし色落ちもしますよね。通常の汚れであれば短いコースでも効率的に汚れが落とせて安心成分のお洗濯が実現できるご参考になれば幸いです。

私のオススメ洗濯方法についての記事はこちら

前回の記事をお読みいただき、いざ洗濯を始めても数あるコースからどれをどんな基準で選んだらいいのか迷ったり、衣類の痛みが気になる方へ洗濯コースの選び方についてご紹介したいと思います。

私の場合は通常40℃で1時間程度と標準的なコースの中では一番時間が短いものを利用しています。コースの短さとも関連があるかとは思いますが、温度は40℃くらいが汚れを落とすのに必要と感じます。ご参考までにですが、私の洗濯機はこんな感じですがもっぱら右側ばかり愛用です。通常は40℃の素材mixコースが一番短いシンプルなものだったのでこれを使います。あとはデリケートやウールなど特別素材用を使い分ける程度です。

すすぎについては「集中すすぎ機能」(すすぎの際の水量と時間を増やす)が設定できる機種なのでこれを多用しています。(この機能を使うと洗濯時間は25分程長くなります)やはりこちらの洗濯機はすすぎに使用する水がとても少ないと感じます。洗剤残りが心配なので、こんな機能のある洗濯機がある方は利用してはいかがでしょうか?大抵時間の長いコースを選ぶと「洗い」の時間が長くなりますが、すすぎは大差がないような気がします。でも普通のコースにすすぎをプラスできれば生地の痛みも心配ないですし、安心したすすぎが実現できると思います。これから洗濯機を買う予定の方にはこんなオプションがあると結構便利なのでご参考になさってください。すすぎが心配で洗濯物少なめで何度も回すよりはかなり水の節約になりますし、ドラム式のたたき洗いは洗濯物は少なすぎるよりは適正な量が効率的に汚れが落ちます。(多すぎはダメですが。。。)

その他のコースでは90℃のものは殺菌目的でコットン素材のものには使えるかと思います。60℃のコースは浴槽洗浄を行う際に使っています。(ナチュラル浴槽洗浄についての記事は別途)30℃以下のデリケートコース、ウールコース(手洗いコース)はその名の通りにしたがってデリケートな衣類はネットに入れてデリケート衣類用洗剤で、ウールはネットに入れてウール用洗剤で洗っています。(ウールやシルクにはくれぐれも炭酸ソーダは使わないようお気をつけください。縮みます!)

それ以外のコースは正直なところ使っていません。個人的には同じ40℃でも2時間以上の長いコースの汚れ落ち効果について衣類の痛みを犠牲にするほどメリットを感じませんでした。汚れがひどい時は一手間ではありますが、色物に使える酸素系漂白剤を直接スプレーしてから、ひどいシミには直接塗布して暫く置いてもみ洗いしてから、大物や全体的な汚れなら浸け置きしてから洗濯機に放り込む方法が一番効果的です。私の場合は液体酸素系漂白剤をスプレー容器に小分けして入れて置いて、ちょっとしたシミにはシュッとスプレーしてそのまま洗濯しますが大抵はよく落ちてくれます。(ちょっと頑固そうな場合は少し時間を置いてから)日本のようにエリ・ソデ用等スポットに手軽に塗布できる便利製品があまりないので工夫次第で面倒臭い作業を軽くこなせるように努力しています。

↑液体酸素系漂白剤は特にブランドにこだわりはないので今はこれを使っています。(Amazonパントリーを使う時はOmino Biancoの大容量サイズがお得です)

♣ 液体の酸素系漂白剤は主成分が過酸化水素で、界面活性剤や香料などが配合されているのが主流です。(イタリアでは“Candeggina Delicata”というカテゴリーで販売されています)ナチュラル洗濯にこだわられる方の場合は粉末タイプの主成分が過炭酸ナトリウムのものをお探しかと思います。イタリアでは“Percarbonato”で見つかると思います。ただし、ウールや絹などデリケートな繊維には向きません。液体の製品と比べると使い勝手が異なるのでご注意ください。

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