硬水と共に生きるため、心地の良い洗濯の仕方を心得てたら忘れてはいけないのは洗濯槽のケアです。放置していると石灰が排水ホースや内部、洗濯槽に付着して洗濯機が壊れる原因にもなります。蓄積すると排除するのも困難になるので、最初から定期的にケアをすることをオススメします。
日本のように市販の洗濯槽クリーナーも売られていますが、せっかくナチュラルな成分で洗濯をしているのでこだわりたいところです。結果から言いますと、私は月に一度お酢を入れて60℃のコースで回すだけで十分清潔に保てています。
※ ご紹介しているケアは石灰(カルキ)対策が目的で、洗濯槽のカビ等を除去する目的ではないことをご了承ください。カビ除去や除菌目的の場合は市販のクリーナーや漂白剤によるケアをご検討ください。[2019年9月追記]
条件は
ホワイトビネガーを使う
60℃以上のコースで洗濯物を入れずに回す
これだけです。
水の温度やお酢の量、ケアの頻度は水の硬度、洗濯機の水の量、洗濯槽の汚れの程度など環境によって調整して決めることとなります。
お酢の量を決めかねて現地のサイトやヨーロッパ在住の日本の方のブログなどを拝見したのですが、人それぞれでした。コップ半分の方、コップ一杯の方、1リットルの方、、、。
洗浄のサイクルも1ヶ月に一回、数ヶ月に一回で十分という方とまちまちです。
私は経験から、1ヶ月に一回程度、お酢は1リットル弱(目分量で入れています)がベストでした。
ある時、ゴミも浮いてこないし2ヶ月に一回程度で十分かなと思って試したら、1ヶ月半を過ぎた頃から洗剤の泡立ちが悪くなり、洗濯槽洗浄の後にはネットリとしたカスのようなものが大量に扉のヘリに出現しました 😯 。
後に衣類を洗濯したら明らかに洗剤の泡立ちがよくなったので、汚れが付着していたのだと思いました。お酢の量も1リットル弱入れても臭いは残りませんし、内部のステンレスの部分もピカピカになります。扉のフチのゴム部分にも水垢やカビは生えず綺麗に保てているので温度も60℃のコースで十分と判断しています。
何度か試して適切な量を探求してみてください。
(↓60℃まで上がって電気を節約するエコメニューをいつも使用しています)
特に私のオススメする炭酸ソーダ(炭酸塩)とお酢を使った洗濯方法では余計なものを使っていないのでマッチした洗濯槽洗浄ではないかと思っています。1リットルもお酢が必要かと驚かれるかもしれませんが、ホワイトビネガーはお酢の中でも安くて1ユーロもしませんし、口にも入れられる安心成分なので満足しています。また、油分の汚れが気になる時は炭酸塩で洗濯槽を洗ったこともありました(縮んだセーターを元に戻すためにヘアリンスを使用した際)ご参考までに。
くれぐれも石灰の蓄積にはお気をつけくださいませ!